2008年06月29日
梅雨の時期、土砂降り日曜日の夜の開催となり、やや参加者が少なかったものの、地元のことを熱心に考えたいという方、30名ほどにお集りいただきました。
講師をお願いしている小林先生のパワーポイントでの説明後、参加されたK区議から、「もっと詳細な情報に基づいた話し合いでなければ意味がない。駅前広場の広さについても裁判で係争中」などの問題提起がありました。小林先生からは、「細かい情報がなくても、むしろ、市民が提案をしていくことに意義があるのではないか。市民がどんな『あとち』利用について意見があるのかを集約しておくことは意味がある」との、反論が出されました。まちには、さまざまな意見をおもちの方がおられることと思いますが、「あとちの会」の活動は、このスタンスに基づくところにあります。
「あとちの会」の設立趣旨からも、今後、小田急電鉄、行政、市民が互いの立場を尊重した「あとち利用」を考えられるよう、未来に向けて「提案をセミナー」をする意義があると考えています。
前回行った「ガリバー地図」(小田急線跡地2.2キロにわたっての縮尺版。10mくらい)への提案・意見のポストイット貼りと確認を、再度やりました。だいたい、皆さんの意見は、前回とも、また新しく参加された方たちとも大きくは違わず、希望することは見えてきました。
そして、ふたつの班に分かれての話し合い。1月から開催してきたセミナーの第5回目「提案に向けて」です。提案をかたちにしてくときに忘れないでいただきたい項目を、「あとち利用の原則」として言葉化しておきましょうということになりました。
前回までのキーワードをもとにおおむねまとめておいた原則案をたたき台にディスカッションをいたしました。
1班では、具体的に、地下道を延長させて出口をつくるなど、歩く人の利便性を大事にしたプランが必要ということが強調されました。せっかく作る緑や空間の維持管理は地元が責任をもってやるべきではないか、「健康」もキーワードとして必要という話もでました。それぞれの駅で、駅舎の通りぬけについても考えていくべき、ホームの安全性も留意していただきたいなどの意見がでました。また、情報開示は今後も大前提としていただきたいとの要望もでました。
2班では、戦前から暮している方から、いかにシモキタが大人の文化がある街だったかのお話もでました。そんな話から、今は、若者の街として知られるシモキタも、「大人が輝くまち」であってほしい、歴史や文化を大事にするというコンセプトも必要と。
また、「踏切や線路の一部をどこかに残すべき」という提案から発展して、車両も1両残したらどうか、さらには、昔からの車両も並べて小田急手鉄道博物館のようにアミューズメントパークにしたらどうかと話が大きくなりました。
いずれにせよ、電車が走っていたという名残はなんらかのかたちにしていただきたいということに。駅前広場は、大きな空間が開けるだけでは、シモキタの良いイメージがなくなる。なにか、駅前市場のDNAを感じられものが必要という意見も多くでました。

こうした話し合いをまとめて、「あとち利用の7原則」案をつくってみました。